アレッポに停戦後初の空爆、1人死亡 シリア停戦に暗雲

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長年にわたる戦闘で損傷したアレッポの建物。停戦合意後から初となる攻撃が行われた

長年にわたる戦闘で損傷したアレッポの建物。停戦合意後から初となる攻撃が行われた

(CNN) シリア北部のアレッポで18日、反体制派の拠点に対し戦闘機による複数の攻撃が行われた。前日の17日には、有志連合がシリア政府軍を空爆していた。今月12日の発効から辛くも維持されてきた停戦に対し、6日目にしてさらなる圧力が加えられた形で、シリア情勢の不透明感は一段と増している。

どの勢力が18日の攻撃を実施したのかは不明。非政府組織のシリア人権監視団(本部・英国)によると、今回の一連の攻撃は12日に米ロ仲介の停戦が発効してからアレッポで初めて行われたもの。少なくとも女性1人が死亡し、多数が負傷した。一部は重体だという。

ロシアは、シリア軍の兵士ら数十人を誤って殺害した米主導有志連合の空爆について、停戦を脅かすものだと指摘している。

空爆はシリア東部デリゾールの空港付近の拠点を狙って実施され、ロシア軍によるとシリア政府軍の兵士62人が死亡。シリア人権監視団によると83人が死亡した。

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