ロシア、シリアに新たなミサイルシステム 対空能力向上
デリゾールは過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の支配地に近く、米主導の有志連合軍による対ISIS作戦の拠点となっている。
米当局者らによると、ロシアにはシリア上空の防空態勢をデリゾールまで拡大することで、アサド政権が国内の広い地域を掌握していると世界に印象付ける狙いがあるようだ。
しかし現状に詳しい米当局者によると、実際には反体制派などの戦闘員およそ10万人が国内各地に展開しているとみられ、内戦はこう着状態に陥っている。
米政権は今のところアサド政権に対する軍事行動を検討していないとされるが、将来の可能性については内部でも意見が分かれている模様だ。