次期国連事務総長、ポルトガルのグテーレス元首相が就任へ
現事務総長の潘基文(パンギムン)氏は今年12月31日で任期が切れる予定で、グテーレス氏はその後任となる。
グテーレス氏は元技術者で、准教授を経て1974年に政界入り。社会党党首として1995年~2002年、ポルトガル首相を務めた。
2005年~15年は国連難民高等弁務官として、コストの削減や難民危機への対応に取り組んだ。国連事務総長への立候補を表明するに当たっては、世界が直面する課題として格差拡大、テロと組織犯罪、気候変動、国際的な武装勢力の台頭を挙げ、そうした課題に対応するための変革の必要性を説いていた。
ポルトガルのレベロデソウザ大統領はグテーレス氏に祝意を表明。安保理常任理事国の米国と英国もこの人選を評価した。