部族衝突の激化で70人死傷、ペットのサルが発端 リビア
カダファ族、スレイマン族はいずれもこの地域で強い勢力を持つ武装部族で、以前から根深い敵対関係にあった。2011年に暗殺された元最高指導者のカダフィ大佐はカダファ族の出身だった。
スレイマン族はカダフィ政権に反発を募らせていて、カダフィ大佐の死後間もなく政権の転覆を図ったという情報もある。
国連リビア支援ミッションは双方に和解を呼びかけ、国連が支援するリビア大統領評議会も即時停戦と自制を促す声明を発表。内務省には原因や状況の調査を、保健省には負傷者への対応を指示した。
別の部族の関係者によると、南部の部族の長老委員会が双方と会って停戦を働きかけているという。