駐トルコ・ロシア大使銃撃 ロシア捜査班も現地へ、地元当局と協力
(CNN) 駐トルコ・ロシア大使のアンドレイ・カルロフ氏が銃撃を受け死亡した件で、ロシアのラブロフ外相は、ロシアの捜査チームが20日にトルコへ到着する予定だと明らかにした。地元当局と捜査協力を行うという。
ラブロフ外相は「重要なのはこの犯罪の背後に誰がいるのか理解することだ。ロシアとトルコの関係の正常化に向けたプロセスを弱体化させることが今回の野蛮な行為を計画したものたちの狙いだと確信している」と指摘。シリアでの対テロ作戦を阻止すること目指したものだろうが、それはうまくいかないと述べた。
ロシア大使の銃撃は、トルコの首都アンカラで19日に発生。カルロフ大使はアンカラ市内の美術館で行われた写真展の開会式でスピーチを行っていたところをトルコの警官に銃撃された。
ソーシャルメディアに出回った映像の中で、銃撃した男は「アラー・アクバル(神は偉大なり)。アレッポを忘れるな。シリアを忘れるな」と叫んでいた。