国連安保理、イスラエル入植の非難決議採択 米国は棄権

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
米国のパワー国連大使

米国のパワー国連大使

一方、米国のパワー国連大使は採決後、入植地拡大への反対はレーガン元大統領以来、民主・共和両党の米大統領に受け入れてきた超党派の合意に沿ったものだと主張。「今回の決議は、現在の方向で進めば2国家解決案が恒久的に壊されてしまう流れを反映している」と述べた。

ただ、今回の投票はイスラエルの安全保障に対する米国の揺るぎない姿勢をいささかも減じるものではないとも強調した。

パレスチナ人は外交面で得た数少ない勝利に喜びを示した。パレスチナの指導者の一人、ムスタファ・バグーティ氏は「パレスチナの人々とその大義のための勝利であり、入植に対する制裁の要求に向けた可能性が大きく開いた」と述べた。

米国や他国の大半はヨルダン川西岸や東エルサレムへのイスラエル人の入植について、イスラエル人とパレスチナ人との間での2国家解決の望みを阻む障害とみなしている。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「World」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]