プーチン氏、新年のあいさつでオバマ米大統領に言及せず
(CNN) ロシアのプーチン大統領は1日までに、外国の首脳らに向けた新年のあいさつの声明を発表し、オバマ米大統領ではなくドナルド・トランプ次期米大統領にお祝いのメッセージを送った。ただ、プーチン氏はこれより先に発表した別の声明で、オバマ氏やその家族、米国民に向けて季節のあいさつを送っていた。
新年の声明は毎年恒例となっているもので、クレムリン(ロシア大統領府)が先月30日に発表した。プーチン氏はこの中で、トランプ氏が1月20日に大統領に就任した後の米ロ関係について、両国が「建設的かつ現実的な方法で行動することにより、さまざまな分野で両国の協力の仕組みを修復するための真の手続きを踏み、国際舞台における両国のやり取りを全く新しい水準に引き上げることが可能になるよう」望むと述べた。
米ロ関係が現代世界の安定と安全保障を確保するうえで重要な要素となっていることは、両国が近年直面してきた世界的・地域的な主要課題から明らかだと指摘した。