年越しの人出に紛れ集団痴漢か、地元紙報道を警察は否定 印
(CNN) インド南部カルナタカ州のバンガロールで大みそかから元旦にかけ、新年を祝う市民らが街に繰り出す中、男たちの集団が女性への痴漢行為を繰り返していたとの目撃談を地元紙が伝えた。しかし警察は、被害に遭った女性など1人もいないと主張している。
地元紙バンガロール・ミラーは同紙カメラマンらの話として、同市中心街で集団痴漢行為があったと報じた。大みそかの深夜0時近くから、参拝姿の男たちが路上で女性たちの体に触れたり、わいせつな言葉を掛けたりし始めたという。同紙には顔をぼかした現場写真が掲載された。
現場を目撃したという男性はCNNに「男たちの一団があらゆる手口で少女たちにいやがらせをしていた」と語った。
これに対して地元警察責任者は「メディアのねつ造だ。そのようなことは一切起きていない」と断言。中心街で群衆が混乱状態に陥ったことを認める一方、現場周辺には人出を予想して1500人の警備要員を配置していたと強調した。何事もなかったことを裏付けるため、防犯カメラで撮影した映像を近く公開するとの構えを示している。