韓国特検、サムスン後継者を聴取 国政介入疑惑受け
香港(CNNMoney) 韓国の朴槿恵(パククネ)大統領の友人による国政介入疑惑を捜査している特別検察官(特検)チームは11日、同国の大手財閥サムスングループの後継者、李在鎔(イジェヨン)サムスン電子副会長が汚職事件の容疑者として聴取されたことを明らかにした。
朴大統領の友人、崔順実(チェスンシル)被告は朴大統領との関係を不正に利用し、サムスンなどの大企業から自身の財団に巨額の資金を寄付させた罪などに問われている。
特検は、李副会長らが政治的な便宜と引き換えに資金を提供したとみて調べている。
サムスン側はこの件についてのコメントを控えると述べた。
サムスングループでは李健煕(イゴンヒ)会長が病気で経営の一線から退き、長男の李在鎔副会長が後継者として事実上のトップに立っている。
李在鎔副会長は先月、崔被告の疑惑をめぐる国会の聴聞会で、同被告から直接財団への寄付を要請されたことはないなどと証言し、不正の疑いを全面的に否定した。