北朝鮮の核施設で活動拡大、新たな衛星画像
衛星画像の分析によると、実験炉が収納されている建物屋上に雪はないが、他の建物には積もっている。実験炉の建物や他の付属施設で作業が続けられ、少なくとも最低限の暖房装置が使われている兆候ではないかと疑っている。
また、実験炉の冷却システム用の排水路では土砂などがさらわれており、除雪もされているという。
北朝鮮については、トランプ次期米大統領が就任する1月20日に何らかの行動に打って出るとの臆測が多く流れていた。北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)委員長は新年の演説で、北朝鮮による米国本土へ到達可能な大陸間弾道ミサイル(ICBM)の実験は近いとも誇示していた。
また、北朝鮮外務省は先週、米国の将来の指導者は誰でも新たな思考方法を確立するのが賢明だろうとする声明を発表し、トランプ氏との将来の交渉に道を開くような含みも持たせた。