米軍、リビアのISIS拠点を空爆 戦闘員80人殺害
(CNN) 米軍のB2爆撃機がリビアで過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の拠点2カ所を空爆し、これまでの推定で戦闘員80人以上を殺害した。米当局者が19日、CNNに明らかにした。
カーター米国防長官は記者団に対し、標的とした戦闘員らは「欧州での攻撃を企てていた」と話している。
複数の関係者によると、今回の作戦はオバマ大統領が数日前に承認した。オバマ大統領が命令を出す軍事作戦はこれが最後になる見通し。
国防総省のクック報道官は記者団に対し、「これら施設で訓練していた戦闘員はリビアやその近隣国、アフリカと欧州の米国の同盟国および米国にとって治安上のリスクになる」と強調。「空爆の結果はまだ見極めているところだが、これまでの調査では成功したことがうかがえる」と語った。
国防当局者によれば、空爆前のISIS戦闘員らは武器を運んだり、戦闘服姿で迫撃砲を構えたり、隊列を組んだりしていたという。