香港の地下鉄で放火、18人負傷 テロとは無関係
香港(CNN) 香港の警察によると、混雑していた地下鉄の車両内で10日夕、可燃物による放火事件が発生し、乗客ら少なくとも18人が負傷した。60歳の男が放火容疑で逮捕された。重傷を負った容疑者は犯行を自供したという。
地元警察は、テロを示す証拠はないと述べた。個人的な遺恨が絡む犯行と見ている。
現場は、「Tsuen Wan」線の尖沙咀(チムサーチョイ)駅。乗降客が多い駅の1つで、事件を受け閉鎖措置が取られた。
地元メディアは、容疑者は車内で可燃物の液体を投げたと伝えた。地元のソーシャルメディアにはズボンが燃えた状態で同駅のプラットホームに横たわっている男性や火災を懸命に消そうとしている他の乗客の姿をとらえた映像や画像が流れた。
香港の当局者によると、負傷者は病院に搬送されたが、容体の詳細はわかっていない。