米国務長官、中国外相と会談 北朝鮮対応で「連携」へ

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東アジア歴訪中のティラーソン米国務長官(左)は中国で王毅外相と会談した

東アジア歴訪中のティラーソン米国務長官(左)は中国で王毅外相と会談した

香港(CNN) 東アジア歴訪中のティラーソン米国務長官は18日、最後の訪問先となる中国で王毅(ワンイー)外相と会談した。

この日に北京入りしたティラーソン氏は、王氏と2時間にわたって会談。北朝鮮との緊張が「危険レベル」に達していると強調し、中国側と北朝鮮の「進路変更」に向けた連携で合意したと述べたが、詳細には言及しなかった。

中国は北朝鮮と友好関係にあり、最大の貿易相手国として影響力を持つことから、同国に自制を促す役割に期待がかかっている。

トランプ米大統領は17日のツイートで北朝鮮の「ひどい振る舞い」を非難し、「中国はほとんど協力していない」と改めて不満を示していた。

しかし王氏は米国に対して、北朝鮮との緊張には「冷静」に対処し、核ミサイル開発問題の外交的解決を図るよう呼び掛けた。また、本来これは米国と北朝鮮の間の問題だと強調した。

中国国営の英字紙「環球時報」も17日の社説で、米韓の対北朝鮮戦略に巻き込まれれば中国と北朝鮮が敵対することになると懸念を示し、「北朝鮮の核問題は米国との対立が原因であり、中国が全責任を負う義務は全くない」と主張していた。

ティラーソン氏は19日に習近平(シーチンピン)国家主席とも会談。北朝鮮と取引する中国企業への制裁強化を警告する。

一方、北朝鮮の朝鮮中央通信(KCNA)は、新型の高出力エンジンの燃焼実験が成功したと伝えた。金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が燃焼実験に立ち会ったという。

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