英ウィリアム王子一家、ドイツを訪問
ベルリン(CNN) 5日間の日程でポーランドとドイツを訪問している英国のウィリアム王子一家は19日、ベルリンに到着した。
シャーロット王女は2歳にして早くも「ご公務」に慣れた様子で、そのかわいらしい姿はベルリンの空港で出迎えた大使や高官らを魅了した。楽しげに微笑みながら握手をし、小さな花束を受け取る様子を、ウィリアム王子夫妻は誇らしげに見守っていた。
訪問中、王女が公式の場に姿を現したのはこれで2度目。兄のジョージ王子も軽くあいさつはしたものの退屈な様子で、明るい日差しに目をこすっていた。
今回の訪問は英外務省の要請によるもの。英国の欧州連合(EU)離脱交渉が進む中でのソフトパワー外交の一環とみられている。
ウィリアム王子とキャサリン妃が一緒にドイツを訪問するのはこれが初めて。
夫妻はメルケル首相と昼食を取り、その後、ベルリン市内にあるドイツ統合の象徴であるブランデンブルク門を訪れた。ブランデンブルク門では到着を何時間も前から待っていた多くの人々から歓迎を受けた。
その後、夫妻は恵まれない若い人々を支援する団体を訪れたほか、シュタインマイヤー大統領と面会。夕方には英大使公邸の庭園で開かれたエリザベス女王の誕生日を祝うパーティーに出席した。
ドイツ訪問に先立って訪問したポーランドでは、夫妻はナチス・ドイツのシュトゥットホーフ強制収容所跡などを訪れた。21日に英国に帰国する。