激戦のケニア大統領選が投票日、有権者の長蛇の列
全国に設けられた4万カ所余りの投票所のうち、1万1000カ所余りはモバイル通信が満足につながらないため、開票結果の報告には衛星電話などの手段を使うことになる。
選挙戦では両氏とも雇用創出などの経済政策や汚職撲滅を訴えた。同国では18~35歳の人口が有権者全体の51%を占めているため、若者の票が特に重要な意味を持つ。
前回の大統領選で目立ったトラブルは起きなかったが、その前の07年は当時現職だったキバキ前大統領にオディンガ氏が敗れ、不正操作を主張。双方の支持者らによる抗議デモが経済的な不満や部族間対立にあおられて暴動に発展し、1000人以上の死者が出た。
今回も一部の住民は暴力再燃に備え、食料や飲料水を買いだめしているという。