英地下鉄テロ 18歳の男を拘束、ロンドン近郊で住民避難
ロンドン(CNN) 英ロンドン市内の地下鉄で起きた爆発に関連して、ロンドン市警は16日午前、英南東部ドーバーで18歳の男を拘束した。ロンドン南郊ではまた、事件に関連して民家1軒とその周辺の住民が避難した。
テロ捜査を統括する英当局幹部は、男の拘束が「重要な意味を持つ」と述べた。ただし現段階では捜査上の理由により、この人物についての詳細な情報は公表できないと語った。
ドーバーはロンドンの南東約100キロの沿岸部に位置し、英仏間のフェリーが発着する港湾都市。男は対テロ法に基づき、現地の警察署に身柄を拘束されているが、「しかるべき時に」ロンドン南部の警察署へ移されるという。
警察はさらに同日午後、「ドーバーでの拘束を受けた予防的措置」として、ロンドン南郊サリー州のサンベリーオンテムズで民家1軒とその周辺の住民を避難させた。一部の住民からは「ここに事件の関係者がいるなんて」と、戸惑いの声が上がった。