トランプ氏、パレスチナへの支援停止を重ねて示唆

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トランプ氏は、アッバス議長が中東を訪れたペンス米副大統領との会談を拒否したのは失礼だったと非難

トランプ氏は、アッバス議長が中東を訪れたペンス米副大統領との会談を拒否したのは失礼だったと非難

(CNN) トランプ米大統領は25日、パレスチナ指導部がイスラエルとの平和交渉に応じなければ支援を打ち切るとの姿勢を改めて示した。

トランプ氏はスイスで開かれている世界経済フォーラム(WEF)の年次総会(ダボス会議)への出席に合わせ、イスラエルのネタニヤフ首相と会談。これに先立ち、パレスチナ自治政府のアッバス議長が先週、中東を訪れたペンス副大統領との会談を拒否したのは失礼だったと非難した。

トランプ氏は自身が昨年、エルサレムをイスラエルの首都と宣言した件は「交渉の対象外」だと述べた。そのうえで、パレスチナ側が和平交渉に応じる姿勢を示さなければ「我々は一切、かれらとかかわらない」と宣言。「米国に敬意を表さないなら我々がこの先に進むことはない」と述べた。

パレスチナには何億ドルもの支援を提供していると強調し、「我々のために何もしてくれない相手に与える必要があるだろうか」と問い掛けた。

トランプ氏は今月初めにも、パレスチナが和平交渉に応じない限り、支援を中止すると示唆していた。米政府は先週、国連のパレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)への拠出金のうち、半分の支払いを凍結すると発表した。

アッバス議長の報道官はトランプ氏の発言を受けたCNNとの電話インタビューで、「エルサレムが交渉の対象外なら米国も交渉から外れる」と述べ、もはや米国を和平の仲介者とは認めないとの立場を改めて表明。イスラエルとパレスチナの「二国家共存」に基づく和平に米政権が同意しない限り、交渉は成立しないと断言した。

一方でネタニヤフ首相は、米国に代わる仲介役はあり得ないとの見方を強調した。

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