野生動物撮影の映画監督、キリンになぎ倒され死亡 南ア
(CNN) 南アフリカで野生生物の撮影を行っていた著名映画監督のカルロス・カルバロ氏が、キリンと接触して死亡した。同氏が所属する南アの制作会社がフェイスブックへの投稿で明らかにした。
それによると、カルバロ氏は2日に南アのグレン・アフリック・カントリー・ロッジで行われた撮影の際に、キリンと接触して負傷した。空路病院に搬送されたが、このけががもとで死亡したという。
同ロッジは、カルバロ氏の死については独自の調査を行っていることを明らかにした。「動物たちの撮影が終わり、その場にいた動物世話係がキリンをセットから移動させている時に、事故が起きた」としている。
カルバロ氏が、このキリン「ジェラルド」の様子を追加で撮影しようとしたところ、ジェラルドが首を振ってカルバロ氏と接触し、カルバロ氏がなぎ倒されたという。
カルバロ氏は事前に安全に関する説明を受けていたが、キリンに接近しすぎたと同ロッジは説明。「今回の不幸な出来事に深い悲しみを覚える」と述べ、遺族や友人に哀悼の意を表明した。