米朝首脳会談、シンガポールで開催か 米が準備
(CNN) トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長の間で予定される首脳会談をめぐり、米政権当局者がシンガポールで開催する計画を進めるよう指示を受けていることが10日までに分かった。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。
最終決定はトランプ氏に委ねられている。トランプ氏は9日、ホワイトハウスで記者団に、会談の日時と場所を3日以内に発表すると明らかにした。
また、会談候補地から南北を隔てる非武装地帯(DMZ)を除外する考えも示した。トランプ氏が候補地として公に言及したことがあるのはDMZとシンガポールの2カ所のみ。
米当局者の間では、かねてシンガポールを推す声が強い。シンガポールは中立地であり、他の北朝鮮の首都・平壌に近い場所に比べ優位性があるとの見方だ。
ホワイトハウスのサンダース報道官は9日の記者会見で、日時と場所が決定したと言明。現時点ではこれ以外に発表する内容はないとしつつも、「数日以内に発表があるものとみている」と述べた。
トランプ氏は米朝会談に向けた期待感を高めようと試みる一方、計画が立ち消えになる場合もあり得ると認め、「全てがご破算になる可能性もある」としている。