首相ら出席の集会で爆発、1人死亡 エチオピア首都
(CNN) エチオピアの首都アディスアベバで23日、アビー首相の支持者らによる集会の最中に爆発があり、当局者らによると少なくとも1人が死亡、数十人が負傷した。
爆発が起きたのは同市中心部のメスケル広場。アビー氏が数千人の支持者の前で演説を終えた直後のことだった。
国営テレビの映像には、爆発の直後、ステージ上に着席していたアビー氏を警護要員らが避難させる場面も映っている。
保健相のツイートによると、負傷者のうち8人は重体。手当てを受けた156人のうち、51人が入院しているという。
警察によれば、この爆発に関連し、市警幹部をはじめとする捜査当局者9人が職務怠慢の疑いで拘束された。
エチオピア赤十字の職員は、現場に多くの参加者が集まっていたため、負傷者の搬送は難航したと語った。
政府報道官は、アビー氏の暗殺が目的だったかどうかを判断するのは時期尚早としたうえで、当局が捜査を続けていると述べた。
アビー氏は今年4月、41歳の若さで首相に就任。国内の対立解消や隣国エリトリアとの関係修復を掲げて改革に取り組んでいる。