ハイチで大規模デモ続く、滞在中の米国人に警告

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抗議デモの暴徒化で米大使館が警告、ハイチ

(CNN) 中米ハイチの首都ポルトープランスなどで先週から燃料価格の引き上げに抗議する大規模なデモが続き、現地の米大使館は米国人旅行者らに外出を避けるよう呼び掛けている。

ハイチ紙「ル・ヌーベリスト」によると、政府はガソリン38%、軽油47%、灯油51%の値上げを発表していたが、ラフォンタン首相は7日、値上げを一時的に中止すると表明。市民らに平静を呼び掛けた。

ポルトープランス市内のホテルでは7日、デモ隊が放火や侵入を図り、米国人120人、ハイチ人100人ほどの滞在客が一時閉じ込められた。

ホテルに滞在していた救急支援ボランティアの女性によると、首相の表明を受けて事態は沈静化しているという。

米大使館によると、デモによる米国人の死傷者は今のところ報告されていない。

米フロリダ州から訪れていた教会の青少年グループは7日朝、ポルトープランスの空港から帰国便に乗るために約50キロ離れた滞在先からバスで向かったが、道路を封鎖したうえで通行料を要求する集団に遭遇。その先にもタイヤを燃やして通行を阻止する集団などが待ち構えていたため、あきらめて引き返した。出発は9日以降になる見通しだという。

米国のアメリカン航空や格安航空のジェットブルー、スピリット航空は7日、ハイチ行きの便の運航中止を発表した。

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