ヘリで脱獄した受刑者、パリ北郊で拘束 フランス
パリ(CNN) 仏警察は3日早朝、3カ月前にヘリコプターを使って脱獄していた受刑者をパリ北郊で発見し、一緒にいた男女とともに拘束した。
警察当局者がCNNに語ったところによると、拘束されたのはルドワヌ・ファイド受刑者(46)、その弟ら男3人と女1人。
ファイド受刑者は2010年の強盗未遂事件に関与した罪で禁錮25年の刑を言い渡され、パリ近郊の刑務所に収監されていた。今年7月に武装グループが乗っ取ったヘリコプターで脱獄し、警察が行方を追っていた。
同受刑者は13年4月にも、仏北部リールの刑務所からドア5枚を爆破するなどして脱獄。その後パリ東郊のホテルで見つかり、再び収監されていた。
仏当局者らによると、7月の脱獄に加担したグループは、ファイド受刑者をヘリに乗せる場所を決めるため、無人機を使って刑務所を偵察していた。
看守の1人は脱獄が実行される前、同受刑者は収監先の刑務所に異常な関心を示していると指摘し、別の施設へ移動させるよう主張していたという。