落書きを注意、女子生徒30人が暴行され負傷 インド
(CNN) インド東部ビハール州で7日、公立の全寮制女子学校の生徒30人が、少年らやその親の集団から暴行を受けて負傷した。
警察責任者によると、女子生徒は11~16歳。同州スパウル地区の学校敷地内で遊んでいたところ、少年グループがやって来て学校の壁にわいせつな言葉を落書きした。
生徒らが注意して激しい口論になり、これが暴力に発展した。少年グループは生徒らに負けていったん逃げ出したものの、親たちを連れて再び学校を襲い、生徒らに暴行を加えたという。
約半数の女子生徒が近くの医療施設で手当てを受けたが、重傷者はいなかった。
当局は少年グループの7人と女3人を拘束した。
スパウル地区の責任者はCNNに、女子学校の壁を高くして門の鍵を増やすなど警備を強化し、同校に複数の警官や女性のカウンセラーを送り込んだと語った。
インドでは女性に対する暴力が横行し、社会問題になっている。先月は7歳の女児が強姦される事件があった。
ビハール州では今年、児童施設に収容された少女30人以上が男の職員らから日常的に性的虐待を受けていたことが分かり、国内外に衝撃を与えた。