トルコ与党、イスタンブール市長選のやり直しを要請

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与党・公正発展党(AKP)が、イスタンブール市長選について投票のやり直しを求めている/Getty Images

与党・公正発展党(AKP)が、イスタンブール市長選について投票のやり直しを求めている/Getty Images

(CNN) トルコで3月31日に実施された統一地方選の結果をめぐり、エルドアン大統領が率いる国政与党・公正発展党(AKP)は、最大都市イスタンブールの市長選に不正があったとして投票のやり直しを求めている。

イスタンブール市長選の非公式な集計結果によると、AKPの得票率は48.51%。最大野党・共和人民党(CHP)のイマモール候補が48.79%と、小差で上回った。

AKPは「明らかな組織的な不正」があったとして、再集計を要請していた。国営アナトリア通信などによると再集計の作業は完了したが、その結果は発表されていない。

最高選挙委員会(YSK)は新たな要請を受け、イマモール氏の当選を認めるか、6月2日に投票をやり直すかの決定を下す。

一方、イマモール氏は選挙プロセスに「何の問題もない」と主張。「AKPは選挙前、トルコの選挙制度は世界一信頼できると言っていたのに、今は不正があると叫んでいる」と批判した。

CHPの報道担当者もAKPについて、「あれこれ理由をつけて結果を否定している」と語った。

イスタンブールではエルドアン氏が市長に就任した1990年以降、地方選でAKPが敗北したことはなかった。

AKPは今回、首都アンカラでも敗北して再集計を求めたが、YSKは先週、これを却下した。

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