サウジ空港にミサイル着弾、26人負傷 イエメン武装組織が発射
(CNN) サウジアラビア南西部のアブハ国際空港で12日、到着ロビーにミサイルが着弾し、26人が負傷した。サウジ当局は、イエメンの反政府武装組織「フーシ」が発射したミサイルだったとしている。
米国を後ろ盾とするサウジ主導の有志連合は、イエメンの反体制派との戦闘を続けている。サウジ国営メディアが有志連合報道官の話として伝えたところによると、アブハ空港で負傷した26人のうち18人は軽傷を負って手当てを受け、残る8人は病院に運ばれた。
負傷者の中にはイエメン人、インド人、サウジ人の女性3人と、サウジ人の子ども2人が含まれるという。報道官は、「今回のテロ攻撃に使われたミサイルの種類を確認する作業を進めている」と語った。
フーシが運営するサバ通信は今回の攻撃について、戦略誘導巡航ミサイルが使われたと伝えている。
有志連合報道官は、「フーシによるテロと非道な犯罪に照らして、有志連合は緊急かつ慎重に、抑止のための厳重な措置を講じる」と表明した。
アブハ空港ではサウジ国内便のほか、エジプトやアラブ首長国連邦(UAE)行きの便を運航している。有志連合報道官は、同空港に物理的な被害が出たとしている。