葬儀が襲撃され65人死亡、ボコ・ハラムが関与か ナイジェリア
ナイジェリア・アブジャ(CNN) アフリカ西部ナイジェリアの北東部で葬儀の参列者らが武装集団に襲撃され、少なくとも65人が死亡した。地元当局は、イスラム過激派「ボコ・ハラム」が関与した疑いがあると見ている。
地元当局者によると、武装集団は27日、北東部ボルノ州の州都マイドゥグリ近郊で、埋葬の場に集まっていた参列者らを襲撃した。
この襲撃で21人が死亡し、さらに現場から逃げようとした44人が死亡した。
負傷者は少なくとも10人に上り、うち8人は重傷を負って現地の病院で手当てを受けている。
ボコ・ハラムはナイジェリア北部の州を拠点とする武装集団で、同国全土で厳格なイスラム法(シャリア)による支配を徹底させるという目標を掲げる。ナイジェリア北部はイスラム教徒、南部はキリスト教徒が大半を占める。
同集団はこれまでにも、教会やモスクに対する爆弾テロ、女性や子どもの誘拐、政治家や宗教指導者の暗殺などを繰り返してきた。
国連難民高等弁務官事務所によると、今年1月には衝突が激化したため2日間で3万人がナイジェリアからの脱出を強いられていた。