モスクで礼拝中に爆発 62人死亡、36人負傷 アフガン
(CNN) アフガニスタン東部ナンガルハル州のモスク(イスラム教礼拝所)で18日、金曜礼拝の最中に爆発が起き、地元当局によると、少なくとも62人が死亡、36人が負傷した。
ナンガルハル州の報道官によると、爆発はパキスタンとの国境に近いハスカミナ地区で起きた。
アフガンでは先月行われた大統領選の前から暴力事件が増加している。
国連は17日に報告書で、7~9月は民間人に対する暴力が「極めて高い水準」に達したと指摘。対立政党の支持者の間で衝突が急増した状況が浮き彫りになった。
9月末までの3カ月で死亡が確認された民間人は1174人と、単一四半期としてはデータ収集を始めた2009年以来最多となる民間人の犠牲者数を記録したという。
大統領選では反政府勢力タリバーンが投票所を標的にすると脅迫、投票率は低水準にとどまった。
タリバーンは選挙後、投票しなかった国民に感謝するとの声明を出し、低投票率は国民の大半が「強力なイスラム教政府」を待望していることの証しだと主張した。
選挙結果は近日中に発表される見通しで、11月23日に第2回投票が行われる可能性もある。