ローマ教皇が来日、長崎と広島を訪れ核廃絶呼び掛け
(CNN) ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇が、23日から4日間の予定で日本を訪れている。24日には被爆地の長崎と広島を訪れ、核兵器の廃絶を呼び掛ける。
長崎では爆心地公園で演説し、県営野球場でミサを執り行う予定。さらに広島へ移動し、平和記念公園を訪れる。
バチカン(ローマ教皇庁)の発表によると、教皇は滞在中に天皇陛下、安倍晋三首相と会談する。
来日のテーマは「すべてのいのちを守るため」。25日には東日本大震災の被災者らと面会する。
ローマ教皇の来日は2回目で、前回は40年近く前だった。フランシスコ教皇は修道会「イエズス会」に入った当初、日本で宣教師になることを希望していたという縁がある。
教皇はまずタイを訪問した後、ラオス、ベトナム、中国、香港、台湾の上空を飛んで東京入りした。機内から各国・地域の首脳らにあいさつの電報を送った。