ナスカの地上絵、新たに140点以上を発見 ペルー
(CNN) 南米ペルーにある世界遺産の「ナスカの地上絵」について、新たに140点以上の地上絵が発見されたことがわかった。山形大学の研究グループが発見した。研究者は、数千年前に生きた人々の生活の様子がわかる手掛かりになればと期待している。
発見された地上絵は、地表の黒い石を取り除いて白い砂を露出させることで作られたという。地上絵は制作方法によって2種類に分けられる。規模の大きいものは線状に石を取り除いて作られ、規模の小さいものは面状に石を取り除いて制作されたという。
Yamagata University
研究チームはフィールドワークとともに、高解像度の3Dデータを活用した。チームはまた日本IBMと協力し、人工知能(AI)を使って地上絵を発見したという。
ナスカの地上絵は1994年にユネスコの世界遺産に登録されたが、当時見つかっていた地上絵は30点程度だった。