ロシア・中国間、越境道路橋が完成 来春開通へ
(CNN) ロシアの極東・北極圏発展省は12月1日までに、同国のブラゴベシチェンスク市と中国の黒河市を結ぶ初の道路橋が完成したと発表した。ロイター通信が報じた。
両国間の貨物輸送の増加を見込んでいる。同省によると、アムール川に架かる橋の利用開始は来年春になる見通し。
両国の合弁企業が担った橋の建設では長さ20キロ以上の新たな道路などを整備。ロシア国営のタス通信は今年1月、橋の建設工事は2016年に開始されたと報道。工費は推定で188億ルーブルとしていた。
ロイター通信によると、ロシア・アムール州の知事は「新たな国際輸送回廊の誕生」と評価。「橋により我々は中継地点としての可能性を十分に開発出来る」と強調した。
ブラゴベシチェンスク、黒河両市間の交流強化を図る事業はこの他にもあり、来年には国境越えのケーブルカー路線が開通予定。オランダ企業の設計によるもので、乗車時間は約7分30秒となる。