加政府、遺族に支援金275万円 ウクライナ旅客機撃墜

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カナダのトルドー首相/DAVE CHAN/AFP/AFP via Getty Images

カナダのトルドー首相/DAVE CHAN/AFP/AFP via Getty Images

(CNN) イランの首都テヘラン近くで今月8日発生したウクライナ国際航空の旅客機撃墜事件でカナダのトルドー首相は17日、搭乗していたカナダ人と同国の永住権を持つ乗客の遺族に1人当たり2万5000米ドル(約275万円)の支援金を支払うと発表した。

支払いは今後数日内とし、葬儀や遺族の渡航費用などの補助金と想定している。首相はオタワでの記者会見で「明確にしておきたいのは、イランが遺族に賠償金を支払うと願っていることだ」と指摘。遺族と会ったとし、「彼らは数週間も待つことは出来ない。支援が今、必要だ」と強調した。

首相はまた、カナダ人犠牲者の遺体はこれまで同国に一切戻っていないと指摘。ただ、最初の遺体が今後数日内に到着する見通しとした。約20家族が遺体の返還を求めているともした。

事件では乗客乗員176人が全員死亡。カナダ人乗客は57人だった。この他、最終目的地がカナダだった乗客も数多いとされる。

イランは当初、撃墜を否定し人的ミスによる墜落と主張。しかし、11日になって軍がミサイルで撃墜したことを公式に認めた。

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