ジャマイカ沖でM7.7の地震、米マイアミでも揺れ
(CNN) カリブ海の島国ジャマイカ沖で28日、マグニチュード(M)7.7の地震があり、周辺の諸国や米フロリダ州マイアミでも揺れを感じた。
ケイマン諸島のジョージタウンでは約10センチの津波が観測された。一方、ジャマイカのポートロイヤルや、ドミニカ共和国のプエルトプラタでは津波は観測されなかった。
その後も余震が続き、米地質調査所(USGS)によればM6.1の余震もあった。
今回の地震の3週間前には、プエルトリコがM6.4の地震に見舞われていた。
ケイマン諸島グランドケイマン島の住民は、だんだん揺れが激しくなり、ビルの中にいた人が走り出したり、机の下に隠れたりしたと証言。別の住民は、避難指示が出て外に出たところ、周辺のすべてのビルにいた人が避難していたと語った。
津波警報は、地震発生から数時間後の28日午後に解除された。
今回の地震は、断層が水平方向に動く「横ずれ地震」だったと思われる。こうした地震の場合、破壊的な津波が起きる危険性は比較的小さい。
28日の地震はジャマイカ西部のルーシーから125キロ北北西で発生。震源から700キロ以上離れた米フロリダ州マイアミや、キューバの首都ハバナでも揺れを感じた。
マイアミでは中心部に近い高層ビルから数百人が避難した。地元の警察や消防によると、負傷者や建物の構造的な被害は報告されていない。
ハバナでも高層ビルにいた人などが避難した。これまでのところ、負傷者や建物などの被害に関する報告は入っていない。