全国で2週間の隔離措置、1日24時間の在宅要請 南米ボリビア
(CNN) 南米ボリビアのヘアニネ・アニェス暫定大統領は21日、新型コロナウイルス対策として全国規模で2週間にわたる「全面的な隔離措置」を22日から開始すると発表した。
国営のABI通信が伝えた。アニェス氏は、国民は「1日24時間、在宅すべきだ」と主張。家族の1人のみが1回、家を離れて買い物出来るとし、公共や民間の輸送手段も停止されると述べた。
ただ、薬局、病院や公衆衛生センターなどは通常通りの業務を続けるとし、これら施設の職員らには就労のための許可証が出されるとした。
ボリビアでは昨年10月に実施された大統領選でエボ・モラレス前大統領の不正選挙疑惑が発覚し、同氏の亡命後、暫定政権の統治が続いていた。モラレス氏は、自らはクーデターの被害者と主張している。
新たな大統領選は今年5月3日に予定されているが、今回の隔離措置の実施で必要な事前準備が整わないとして新たな投票日の設定を求める声も出ている。