感染の震源地の武漢市で結婚が急増、封鎖解除後に
(CNN) 世界で最初に新型コロナウイルスの感染が拡大した中国・湖北省武漢市で8日に「都市封鎖」が解除されたことに伴い、役所への結婚届が急増していることがわかった。
封鎖される中で苦難を共にしたカップルが、封鎖解除を結婚届で祝う気持ちなどが働いた反映ともみられる。武漢市が婚姻届を受理する事務所を再開したのは今月3日。同市の都市封鎖は今年1月下旬から始まっていた。
アリババのキャッシュレス決済システム「アリペイ」によると、結婚届受理サービスに関する接続件数は300%増加した。アリババは武漢市のための政府系アプリを複数運用している。ソーシャルメディア上ではこのサービスに接続出来ないとの不満も多数出ていたという。
国営紙「環球時報」は、8日に結婚した住民の「今日は特別な日。私と武漢にとって新たな門出となる」との声も伝えた。
ただ、今回の婚姻届の増加が中国全土で夫婦の増加に直結するのかは不明。都市封鎖の影響で離婚も相応に増加したとの情報も流れている。