NZ、102日ぶりの新規感染で制限措置を再導入
(CNN) 新型コロナウイルスの市中感染がゼロに抑えられていたニュージーランドで、102日ぶりに4人の感染が確認され、アーダーン首相が制限措置の再導入を発表した。
ブルームフィールド保健局長によると、感染者は最大都市オークランド南部に住む家族4人で、いずれも最近の海外渡航歴はなかった。
アーダーン氏は11日夜に新規感染を確認し、オークランドの警戒レベルを12日正午から3日間、4段階中で2番目に高い「3」に引き上げると発表した。
これによって保健当局者が緊急に接触者を追跡し、状況を把握する時間を確保できるとしている。
レストランやバー、必要不可欠でない店舗の営業は停止され、住民は食料品の引き取りなどを除いた不要不急の外出を禁止される。10人を超える集まりも制限され、市内の学校は3日間休校となる。
オークランド以外の地域の警戒態勢も「レベル2」に上がり、100人を超える集まりが禁止された。
サービス業界では対人距離の確保が義務付けられる。美術館や図書館、プールは公衆衛生上の規定に従い、利用者を記録して1メートルの距離を確保するなどの条件付きで受け入れを続けることができる。
ブルームフィールド氏は「私たちはこの時に備えてきた」「医療体制の準備は整っている」と強調した。