搭乗5時間の旅客機で新規感染の証拠発見か、独大学
同便内で2人への感染が起き、他の7人は集団内の最初の感染者だった可能性があることも把握したと指摘。2人は機内後部に座り、通路越しの直接離れた場所に7人がひとかたまりとなって着席していたとも説明した。
ただ、感染は同便の搭乗前あるいは搭乗後に起きたことも考えられるとした。
同便の9割を超える乗客との面談調査では、乗客1人が搭乗から4日後の陽性反応を報告したが、発症が起きたことについては思い出せなかったという。他の乗客の大半には搭乗から4~5週間後に接触し、事情を聴いていた。
研究者たちは、天井から床面まで、もしくは機内前方から後方までの間の空間での空気の流れが感染率の減少に関係している可能性があるとも分析。乗客がマスクを装着しているのならば感染率はさらに下がるだろうとも推測した。
航空機内での感染リスクにはさまざまな要因が絡むとされ、集団内の最初の感染者との近さや乗客や乗務員の行動などが含まれる。