バイデン米大統領、イラン支援の武装勢力施設に空爆を指示 イラク・シリア国境

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バイデン米大統領。イラク・シリア国境付近のイランが支援する武装勢力が使う施設への空爆を指示した/Mandel Ngan/AFP/Getty Images

バイデン米大統領。イラク・シリア国境付近のイランが支援する武装勢力が使う施設への空爆を指示した/Mandel Ngan/AFP/Getty Images

(CNN) 米国のバイデン大統領は27日、イランが支援する武装集団が使用しているイラクとシリアの国境地帯にある施設に対して、防衛的な精密爆撃を実施するよう軍に指示した。国防総省が明らかにした。

国防総省のカービー報道官は、今回の標的が選ばれたのは、イランが支援する武装勢力が無人機を使って、イラクにある米国の人員や施設に対する攻撃を行っていたためと説明。作戦施設や兵器の保管施設に対する空爆をシリアの2カ所とイラクの1カ所で行ったという。

カービー報道官は今回に空爆について、バイデン大統領は米国の人員を保護するために行動を起こすことを明確にしたと述べた。

大統領専用の山荘「キャンプデービッド」で週末を過ごしたバイデン大統領は27日夕、ホワイトハウスに戻ったが、記者団からの空爆に対する質問には「あした話す」として、立ち止まることはなかった。

バイデン政権で空爆の指示が出たのは今回が初めてではない。

バイデン大統領は2月、米軍に対するロケット攻撃を受けて、イランが支援する武装勢力が使用するシリアの施設について空爆を指示していた。

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