中国山東省の家族、2歳で誘拐された息子と24年ぶりに再会
2015年にはこの実話を基にして、香港の俳優アンディ・ラウ主演の映画「失狐」が公開された。
当局は今年になって新たな手掛かりをつかんだ。公安部が最新の技術を駆使して、隣接する河南省で新振さんを捜し当て、DNA鑑定で確認した。
警察は子どもの人身売買業者とされる男と、元交際相手の女を拘束した。女は当時、新振さんを連れ去って男と合流し、河南省で売り渡した。2人は犯行を認めているという。
新振さんが誰に引き取られ、どんな少年時代を過ごしたかなどは公表されていない。
中国では長年にわたって子どもの誘拐や人身売買が横行し、政府が対策に苦慮している。