アフガン国防相代行の自宅付近で爆発、襲撃犯4人殺害 カブール
(CNN) アフガニスタン首都カブールにあるモハマディ国防相代行の自宅付近で3日、自動車爆弾が爆発した。アフガン治安部隊は現場で襲撃犯4人を殺害した。
爆発当時、モハマディ氏は自宅におらず、家族も無事だった。
爆発が起きたのは、政府軍が南部ヘルマンド州州都ラシュカルガの住民に対し、反政府勢力タリバーンへの作戦実施前に避難するように呼び掛けた数時間後だった。
犯行声明は出ていない。
政府軍幹部はラシュカルガの住民に、タリバーンが活動する地区にいる場合は自宅を離れるように要請した。軍がタリバーンへの攻勢を強める中で、作戦の実効的な実施には住民の避難が最適だとしている。
国連アフガニスタン支援ミッション(UNAMA)は3日、過去24時間で少なくともラシュカルガの市民少なくとも40人が死亡し、118人が負傷したと発表した。「国連は市街での戦闘を即時中止するように求める」と述べた。
国際人権団体のヒューマン・ライツ・ウォッチも国連に同調し、無差別攻撃は「ラシュカルガで壊滅的な死傷者を出す」として懸念を示した。