「世界最小」212gで生まれた赤ちゃんが退院 シンガポール
同病院はユーシアンちゃんを、新型コロナウイルス感染拡大のさなかに一筋差した「希望の光」と呼んだ。
両親は病院のスタッフに感謝の言葉を贈った。母親は当初、第1子のいるマレーシアで出産する予定だったが、妊娠高血圧腎症を起こして病院へ運ばれ、超早産となった。
低体重で生まれた赤ちゃんの情報をまとめている米アイオワ大学によると、体重400グラム未満で生まれた赤ちゃんが無事に育つ例は極めてまれ。また、妊娠28週の前に1000グラム未満で生まれた赤ちゃんの生存率は50~70%にとどまっている。。
同大学のデータによれば、これまでに元気で退院した赤ちゃんの出生時の最小体重は、2016年にドイツで生まれた子どもの230グラム。ギネスでは18年に米国で生まれた245グラムの子が最小と認定されていた。