火山が噴火、9日間で2万5000回の地震観測 スペイン領カナリア諸島

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スペイン領のカナリア諸島にあるラパルマ島でクンブレビエハ火山が噴火した/Borja Suarez/Reuters

スペイン領のカナリア諸島にあるラパルマ島でクンブレビエハ火山が噴火した/Borja Suarez/Reuters

(CNN) スペイン領のカナリア諸島にあるラパルマ島で19日、クンブレビエハ火山が噴火した。周辺では週末にかけて地震が続いていた。

カナリア諸島火山研究所のツイッターによると、噴火は現地時間の19日午後3時24分に発生した。同研究所はこの地域に近寄らないよう呼びかけている。

同研究所が投稿した動画には、大きな噴煙が上がる様子が映っている。

国連総会出席のため米ニューヨークに向かう予定だったスペインのサンチェス首相は、火山が噴火したラパルマ島を訪問するため出発を延期した。

サンチェス首相は19日、「地震活動を受け、ラパルマ島の状況や対応および手順を直接的に視察するためカナリア諸島に向かっている」とツイートした。

火山研究所はこの日、クンブレビエハ火山の周辺では過去9日の間に2万5000回以上の地震を観測したとフェイスブックで伝えていた。

最も規模が大きかったのは、19日に発生したマグニチュード(M)4.2の地震だった。

火山の周辺地域では一部の住民らが避難しており、登山道などは閉鎖された。

地元自治体は19日、不必要なリスクを避けるため火山に近寄らないよう呼びかけるとともに、対応のための車両が通行できるよう、道路はあけておくよう促した。

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