空港が混乱状態に、米国から強制送還され人々が怒りあらわ ハイチ
目撃者がロイター通信に語ったところでは、男性数人の集団はいったん降りた後に再び同機に駆け寄り、1人は搭乗しようとした。
強制送還された人たちは、米国で収容されていた施設はまるで刑務所のようだったと憤っていたという。
ジャーナリストのエレン・オフテ・アルンツェン氏は空港で取材した人たちについて、「ものすごく狭い区画で何日も過ごさなければならず、食事は1日1回のみ、シャワーを浴びることもできなかった。ハイチに送還されることは前日まで知らなかった。自分たちは別の収容施設に移されると思っていた」と話している。
米国土安全保障省はポルトープランスの空港で起きた混乱について、「一部の移民がポルトープランスで降機した後に、駐機場で2度にわたって騒ぎを起こした」と述べ、ハイチの雑踏警備隊が事態を収拾したと説明した。