フランスの衛生パス、高齢者は3回目接種も必要に
パリ(CNN) マクロン仏大統領は9日、同国で新型コロナウイルスのワクチン接種を証明する「衛生パス」について、65歳以上の高齢者は3回目の接種証明も必要になるとの見通しを示した。
マクロン氏はこの日、国民向けの演説で、50歳以上を対象とした3回目の接種が12月に始まると発表。同時に、65歳以上の衛生パスには12月半ば以降、3回目完了の記載も求める方針を示した。65歳以上の3回目接種は9月1日から始まっている。
衛生パスは、仏政府によるワクチン接種促進策の重要な柱となっている。公共交通機関の利用や公共、民間施設への入場にはパスの提示が求められる。
学校では今後、引き続きマスクの着用が義務付けられる。マスクは現在も屋内や公共交通機関で着用が義務化されている。