ニュージーランド、次世代の喫煙を法律で禁止へ

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講演を行うニュージーランドのアイーシャ・ベロール副保健相=10月14日、ニュージーランド・ウェリントン/Hagen Hopkins/Getty Images

講演を行うニュージーランドのアイーシャ・ベロール副保健相=10月14日、ニュージーランド・ウェリントン/Hagen Hopkins/Getty Images

(CNN) ニュージーランド政府は9日、次世代の若者のために喫煙を禁止する法案を提出すると発表した。成立すれば、14歳以下の若者は一生、同国内でたばこを合法的に買うことができなくなる。

アイーシャ・ベロール副保健相の9日の記者会見によると、法案はたばこを購入できる年齢を現在の18歳から段階的に引き上げる内容。「若者が決して喫煙を始めることのないように、新世代の若者に対する喫煙たばこ製品の販売や供給を禁止する」とバーラル氏は説明、「この法律が制定される時点で14歳の人たちは、その後も決して合法的にたばこを買うことができなくなる」と強調した。

政府は2022年に同法案を議会に提出する計画。25年までに国民の喫煙率を5%未満に減らすことを目指すキャンペーンの一環となる。

政府の統計によると、ニュージーランドの成人は13.4%が喫煙者に分類される。喫煙者は11~12年の18.2%に比べて減少した。

保健省によると、それでも年間4000~5000人が喫煙関係の疾患のために命を落としている。

今回の法案は、若者に人気の電子たばこは対象外。同国の団体が11月に発表した調査によると、学生・生徒の20%近くが毎日電子たばこを使用すると答え、57%は電子たばこによる健康への悪影響を感じると答えていた。

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