4回目のコロナワクチン接種、1週間で抗体5倍に イスラエルの初期調査

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記者会見を行うイスラエルのベネット首相=2日、エルサレム/Emil Salman/AFP/Getty Images

記者会見を行うイスラエルのベネット首相=2日、エルサレム/Emil Salman/AFP/Getty Images

(CNN) 米ファイザーと独ビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスワクチンの4回目の接種で、1週間の間に抗体が5倍に増えたとの初期調査の結果が公表された。調査はイスラエルで行われたもので、ハイリスクの人々に2度目の追加接種の実施を決めた同国の決定を支持する内容となる。

この研究は査読や医学誌への掲載はまだ行われていない。

ベネット首相は「これはいいニュースだ」と評価し、「4回目の接種が人々を感染から強力に守り、また重症化からある程度守る可能性が非常に高いことを示すものだ」と述べた。

イスラエルは3日から60歳以上の人と医療関係者を対象に4回目の接種を開始した。これは追加接種としては2回目に当たる。免疫不全状態の人には先月31日から接種を開始している。

今回の研究はテルアビブ郊外の医療施設で、健康な病院関係者を対象に行われた。

ベネット首相の報道官はこの結果を受け、4回目の接種が国民全体を対象に実施される可能性が高まったと発言。ただ、最終的な判断は保健省のナフマン・アッシュ局長に委ねられるとした。

米ジョンズ・ホプキンス大学のデータによると、イスラエルの1日当たりの新規感染者の7日間平均は5273人。最も高かったのは昨年8~9月にかけて記録した同9426人となる。

ベネット氏は今週、現在の感染の波はピーク時の新規感染で1日5万件に達するだろうとの予測を示していた。

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