メーガン妃、著作権侵害訴訟などで勝訴 賠償金1ポンドも
(CNN) 英国のヘンリー王子の妻メーガン妃が著作権侵害などで大衆紙メール・オン・サンデーを発行する英新聞社グループを訴えていた裁判で、同国の控訴院は8日までに、同グループに損害賠償金の支払いを命じる判決を下した。
メーガン妃は同新聞社グループ「アソシエーテッド・ニューズペーパーズ」を著作権侵害と個人情報の悪用の2件で訴えていた。今回の判決はメーガン妃による長期の裁判闘争に終止符を打つものとなっている。
英控訴院が昨年12月17日付で出し、CNNも内容を確認した判決文書によると、著作権侵害では同グループに対し以前に合意していた額面の損害賠償をメーガン妃に支払うよう命令。金額は伝えられていない。個人情報の悪用では1ポンド(約157円)の名目的な損害賠償金となった。
控訴院は昨年の1月と5月、同グループがメール・オン・サンデーとメール・オンライン上でメーガン妃が父親に宛てた手書きの書簡の内容を報じたことを著作権侵害と認定。
同年12月2日には手紙の内容の公表で個人情報を悪用したとの判決を支持していた。手紙の内容の秘匿性についてメーガン妃が抱く期待感は合理的なものだとのを見解を示していた。
この後、同グループは声明で失望感を表明し、最高裁判所で争う姿勢を見せてもいた。
一方、メーガン妃は声明で「私だけでなく、正しいことのために立ち上がることにおびえを感じている全ての人々のための勝利」との控訴院の判断を歓迎していた。