白い崖に赤ペンキ状のいたずら、当局が調査 イタリア・シチリア島
(CNN) イタリア南部シチリア島の景勝地として知られる階段状の白い崖「スカラデイトゥルキ(トルコ人の階段)」に、大量の赤ペンキを流したような跡が見つかり、当局が調べを進めている。
7日から8日にかけての夜間に狙われたとみられる。捜査責任者は、何者かが粉末の酸化物をまき、それが湿気や海水で溶けて流れたとの見方を示す。
ボランティアや市職員らがポンプを使って、翌日には洗い落としたという。同責任者は、防犯カメラの映像から犯人を割り出すことができるはずだと自信を示した。
スカラデイトゥルキは島の南西岸に突き出した石灰岩の崖。かつてアラブ人らがここから島に上陸したといわれる。
現場はシチリア島の景勝地として知られる/Carabinieri of Agrigento
シチリア島のムスメチ知事は「卑劣な行為」を非難し、景観資産だけでなく島のイメージに対する侮辱だと述べた。