南太平洋で火山噴火、トンガに津波警報
(CNN) 南太平洋の海底火山で15日、激しい噴火が発生し、噴煙やガスが空中に立ち上った。島しょ国のトンガを対象に津波警報が発出されている。
CNN提携局ラジオ・ニュージーランド(RNZ)によると、フンガトンガ・フンガハアパイ火山では14日に1回目の噴火が発生し、上空20キロまで噴煙が立ち上った。15日午後5時26分に2回目の噴火が起きたという。
衛星画像には、巨大な噴煙や衝撃波が広がる様子が捉えられている。噴火による波はトンガ首都ヌクアロファの海岸線を越え、沿岸部の道路などに流れ込んだ。
RNZによると、同火山はトンガのフォヌアフォオウ島から南東約30キロに位置する。
トンガ気象当局は津波警報に加え、陸地と沿岸水域で豪雨や鉄砲水、強風に警戒するよう呼び掛けた。
RNZによると、同火山は昨年12月20日から活動が活発になっていたが、今月11日に休止状態との宣言が出されていた。