凍った川に沈む車、住民が運転手を救出 カナダ
(CNN) カナダの首都オタワでこのほど、凍った川に沈む車両から住民が運転手を救出する出来事があった。運転手の女性は車が沈みつつあるなかで、車の上に立ち、自撮りをするなどしていた。
運転手が16日になぜ川の上にいたのかはわかっていない。事件を目撃した人々はSNSに、氷の上を速度を上げて横切る車両の様子を捉えた動画を投稿していた。
リンダ・ダグラス・クリウォビッチさんも複数の画像を投稿した。その画像の中には、運転手が沈みつつある車に立って自撮りを行っているものも含まれていた。クリウォビッチさんはCNNの取材に対し、車が氷の上を走行している音を聞いて携帯電話をつかんだと述べた。
クリウォビッチさんは車が凍った川の上を走行しているのを見て信じられなかったと振り返り、車が沈みつつあるなかで自撮りを行ったことについては「思慮に欠ける」と指摘した。
クリウォビッチさんは氷の割れる音が聞こえて車が沈み始めたため警察に通報した。通報している最中に人々が運転手を救おうとロープなどを用意したという。
運転手が車から逃げ出そうとする一方、男性2人がカヤックに走りロープを結び付けた。それから氷の上に立ちカヤックを川の中に投げ入れ、運転手を安全に引っ張ったという。
警察によれば、運転手は今回の出来事でけがをすることはなかった。運転手は車両の危険な行為で起訴された。