70歳の女性の遺体、椅子に座ったままで発見 死後2年経過 イタリア

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イタリアで死亡して2年が経過した女性の遺体が椅子に座った状態で発見された/Di Girolamo Tommaso/AGF/Universal Images Group/Getty Images

イタリアで死亡して2年が経過した女性の遺体が椅子に座った状態で発見された/Di Girolamo Tommaso/AGF/Universal Images Group/Getty Images

(CNN) イタリア北部の住宅で、椅子に座ったまま亡くなっている70歳の女性の遺体が発見された。死後2年経過していたとみられるという。

ロンバルディア州コモ湖近くで1人暮らしをしていたマリネッラ・ベレッタさんは4日、腐敗した遺体となった姿で、消防隊員らによって発見された。

コモ市当局の報道担当者が9日、CNNの取材に対して確認したところ、ベレッタさんの住宅の庭の植物が伸びすぎて木が倒れているとの通報を、消防当局が複数受けていた。CNN提携局のスカイTG24が7日に報じたところによると、遺体は居間の椅子に座ったままの姿で見つかった。

市の報道担当者はCNNに対し、ベレッタさんの死因は分かっていないものの、捜査関係者によると、腐敗の進行状況に基づき、2019年末にかけてのどこかの時点で亡くなったことが立証されたという。

これまでのところ、名乗り出たベレッタさんの親族はおらず、存命中の家族がいないかどうか、警察が調べを進めている。

コモ市長は8日、ベレッタさんの葬儀への出席を住民に勧めるとともに、市当局が葬儀の手配を引き受けると説明。

同市長は地元メディアの取材に対し、「私は出席しようと思うし、街の人々にも出席を勧めたい」と述べ、「今は、共にいるべき時間だ。たとえこの女性には親族がいなかったとしても、我々が彼女の親族になることが出来る」と付け加えた。

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